遊林寺|真宗大谷派(東本願寺)

hanagasaku

花が咲く 枝、幹、根っこがあって それを支える大地がある

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大地とはそこに立てる場所です。

私たちは生まれてからずっと安心して立てる場所を求めているように思います。

ところで、あの大地震で大地が揺らいで驚きと恐怖を感じませんでしたか?僕は日常的にはそう簡単に大地が揺れるとは思っていないものですから、とても予想外に感じました。知識としては日本は地震だって起きる国だということは解っています。もし、毎日のように地震があれば、違った生活の仕方を考えるのかもしれませんが、揺れない安心安全な大地の上に立っていると思っているからこそ、驚きはとても大きかったのだと思います。

 

「ここに立てば、どんなことがあっても大丈夫。絶対に安心です」そんな大地はどこにあるのか?

 

色々な事が起きますが、私たちには「受け止める」という心の大地が必要なのです。それもたった一人ぼっちで受け止めるのではなく、「一緒に受け止めてくれる仲間」という大地が必要なのです。

 

その大地に立つからこそ、それぞれの色の二つとない花が咲くのでしょう。お互いの花の素晴らしさを讃えながら・・・。

 

 

住職 釋淳照

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