お母さん、どうして泣いてるの?ケガをしたのは僕なのに。
我が子が苦しい思いをしていたら、それ以上に自分が苦しい。それが「親心」というものなのでしょう。私も親になり、初めてこの身に実感させていただいたことです。このことは同時に私自身が親から心を寄せていただき、私以上に苦しんできてくださったということも改めて知らせていただくご縁となりました。
また、このような精神上の繋がりは家庭内に限ったことではなく、友人、先生、社会においてなど、全ての繋がりの根底に流れているものなのでしょう。
そして、我が子以上に感じるのは苦しみだけではなく、喜びも同様なのだと思います。どのような人生であっても「我が人生」として私自身喜んで引き受けていくことが、親にとっての最大の喜びとなるのではないでしょうか。
釋法遵
ダウンロードはこちら