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法話の時間

    日程:2023年11月19日(日) |  時間:14:30〜16:00 法話:長谷川綾子(遊林寺法務員)  

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「南無阿弥陀仏」と名を呼べば、諸仏(故人)と私はオンライン

「お母さん」と呼べばお母さんが振り向く。 「おい、息子や」と声をかければ息子が振り向く。 「名」は、あるだけではただの言葉でも、その名を呼んだ瞬間に、その名にはいのちが流れます。呼んだ瞬間、名は、いのちがそこにあるということの証拠になるのです。 亡くなった人の名を呼んでみてください。ここにその姿はなくとも、大切な人は、ありありと心によみがえって来てくれます。 「南無阿弥陀仏」の名は、亡くなった人が救われた名であると、先生は仰いました。自身の悩み苦しみを超えて、今度は悩み苦しんでいる私たちを心配する南無阿弥陀仏になった。だから、「南無阿弥陀仏」と名を呼べばいつでもどこでも亡くなった人と私はつながることができるのだ、と。 私に先んじて亡くなっていかれた全ての方々が、南無阿弥陀仏の名のもとに私とともに歩んでくださっています。 釋法遵 ダウンロードはこちら

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「我先に」なんて悲しいね。「あなたもどうぞ」って言いたいね。

平常時、または平常心であれば「あなたもどうぞ」って、ほとんどの人が言えるのではないかと思う。本当に「自分さえ良ければ、他の人たちはどうなったっていい!」なんて思っている人は、いないと信じたい。でも非常時になり、欲しいと思っている物の数に限りがある場合、簡単に平常心を失って「我先に」となってしまう弱さが、人にはあるんだということを、いざ非常時になって改めて実感。 この非常時に、今、マスクが店頭に無い。店頭に無い分、どこかの誰かの手元には余るほどにあるのだろうか?そう思うと、その買い占めに対して「情けないなぁ、悲しいなぁ」と思う。「やめようよ、そういうこと。」と思う。でも、もし今、目の前にマスクが売っていたら、とりあえず私は買うかもしれない。自分の周りに「マスクがない、ない。」と言っている人たちの分も気を利かせて買うかもしれない・・・。それで店頭のマスクがなくなったら、買えなかった人は、私にこう言うだろう。「情けないなぁ、悲しいなぁ」と・・・。 「だから非常時には『我先に』になってしまっても仕方ないのです」とは仏教は言わない。「状況・立場が変われば、いくらでも相手を批判し、自分を正当化しようとする悲しい有り様よ。その自覚はあるか。」とどこまでも問うてくださるのです。 釋法遵     先が見えないのは誰でも不安だし、どんなことになってもなるべく困らないよう十分備えたいって思う。直ぐには困らない状況であっても何だか焦るというか・・・。開店前の薬局にできた行列を見て、真剣に「並んだ方がいいのかな?」って思ったりして。 でもよく考えてみると、一人一人の不安な思いの積み重ねが大きな悪循環を生み、結局は一人一人に膨らんだ不安となって返ってきてる気がするんだ。きっと本当に必要としている人の所に必要な物が届かないことにも繋がってしまっているよね。「ウィルスの影響だから仕方ない。」って片付けたくなるけど、気付かないうちに自分も悪循環の一端を担ってしまっているのかもしれないんだよね。難しいけど、それぞれがもう一度落ちついて考えたいよね。 釋尼至凛   ダウンロードはこちら

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亡き人は「無くなった」のではありません。あなたを心配する仏になりました。

「死んでしまったらおしまい」・・・。こんな悲しい言葉を時々耳にすることがあります。私たちはこの身体を自分だと認識し、命というものは「生まれてから死ぬまで」だと思い込んで生きているようです。しかし同時に私たちは、先に亡くなった人の冥福を祈るという心も持ち合わせています。それは、亡くなってもなお故人に意思があることを願い、あの世では(も)幸せであって欲しいと願う心の表れなのでしょう。 浄土真宗では「人は『いのちの世界』から生まれ、『いのちの世界』に還っていくのだ」と教えています。そして『いのちの世界』とは、悩み多き私たちのありように心を痛め、「悩みの中にありながらも、後悔なく大事に生き抜いてほしい」と願いはたらきかけてくださる世界であると教えています。生きていても亡くなっても、私たちは「お互いを想う」という点で、ずっとつながり続けているのでしょう。私が故人を思う時、私こそ故人に想われていたのだと、その都度心を新たにし、手を合わさせていただいています。 釋法遵 ダウンロードはこちら

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位牌お焚き上げ法要

日程: 2023年1月3日 時間: 1部 13:00~13:30     2部 13:30~14:00     3部 14:00~14:30     4部 14:30~15:00      ※要予約(4部制)   葬儀に用いた白木の位牌や、現在はお飾りしなくなっってしまった位牌や仏具、不要なお守りなどのお焚き上げです。(金属やプラスチック製は不可)   申し込みは電話にて受け付けております。(12月31日〆切です。)     当日、お車での参詣はご遠慮ください。(駐車場のご利用は身体のご不自由な方に限らせていただきます)    

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